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下塗り (外壁や屋根などの下地 接着剤)

下塗り

下塗り について。

下塗りとは?

外壁塗装において基礎となる下塗りはとても大切です。

下塗りとは、塗装工事で最初に外壁や屋根などに塗る塗料のことで、仕上げに塗る塗料とは違い透明や乳白色をしています。 ※下塗りが白い訳は、何色にも塗り替えられるように白色系です。

外壁塗装ではまず外壁のひび割れの補修や高圧洗浄をした後に、下塗り塗料を塗っていきます。

その後に中塗り、上塗り(仕上げ)をおこないますがこの時に下塗りを行なっていないと、どんなに高性能で高価な塗料で仕上げても早い段階で剥がれてしまい不具合が発生してしまいます。

塗装工事では下塗り塗料を塗るという工程は必要不可欠で上塗りよりも大切な工程です。

また、下塗りは外壁だけでなく、屋根やウッドデッキなどの木部、鉄部などを塗装する際にも、不具合を防ぐために必要です。鉄部の場合は錆止めを入れたりします。

それではなぜ、下塗り塗料を塗らないと不具合が発生してしまうのでしょうか?

下塗り は外壁と上塗り塗料を接着させる

実はあまり知られていませんが上塗り塗料には接着力がほとんどなく、そのまま外壁に塗装してもすぐに剥がれてしまいます。

そこで重要になるのが下塗り塗料です。

外壁と上塗り塗料を密着させる接着剤のような役割を果たすことで、上塗り塗料の密着性が高まり、早期で剥がれてしまうといった事態を防ぎます(図参照)。

下塗り仕組み

下塗り は傷んだ外壁に上塗り塗料が吸い込まれるのを防ぐ

下塗り塗料は、傷んだ外壁への「塗料の吸い込み」を防ぐ役割も果たしてくれます。

新築から10年以上が経った外壁には大小様々なひび割れや欠損が必ず出てきます。

傷んでしまった表面はスポンジのように塗料を吸い込んでしまうので、上塗り塗料の機能を十分に発揮させ長持ちさせるために必要な「厚み」を付ける事が出来なくなってしまいます。

その結果、塗装面に色や艶のムラが発生してしまい見栄えが悪くなるばかりか、塗装が薄くなっている箇所に不具合が発生してしまう可能性もあります。

下塗り塗料を使うことで、傷んだ外壁に塗料が吸い込まれるのを防ぐことができるため、上塗り塗料が外壁に吸い込まれることなく、色ムラ・艶ムラのない仕上がりにすることが可能です。

ただ、下塗り塗料の使用量が十分でないと、下塗り塗料が外壁に吸い込まれてしまい上塗り塗料が密着しなくなってしまいます。

そのため外壁や屋根の劣化が激しい場合は、下塗り塗料を2回塗るなどの対策が必要です。

(下図参照)

下塗りの仕組み2

下塗り は塗装の機能を向上させる

上塗り塗料と同様に、下塗り塗料にも様々な機能を持つものが存在します。

代表的なものは「下地表面を固める機能」「防カビ機能」や「防サビ機能」、太陽熱を効果的に反射する「遮熱機能」などです。

住まいの下地や周辺環境にあった下塗り塗料を組み合わせることで、塗装の効果を底上げさせることが可能になります。

下地の色を隠すことで、仕上がりをキレイにする

下塗り塗料は現在の外壁色を覆い隠す「隠ぺい性」を持っているものもあります。

例えば濃い色から淡い色に塗り替える場合、もとの外壁(下地)の色が透けてしまい、思った通りの色にならない場合も多々御座います。

そんな場合には、白色の下塗り塗料をたっぷり塗って下地の色を少しでも隠すことで、より綺麗な仕上がりにすることができます。

下塗りは直ぐに見えなくなりますが、その見えな力はあなどれません。

下塗り 塗料の種類と、それぞれの使用場面

実は下塗り塗料には「シーラー」や「プライマー」などいくつかの種類が存在しており、用途によって最適なものを使い分ける必要が御座います。

基本的には塗装会社が外壁、屋根の劣化状態などに合わせて最適な種類を選んでくれます。

見積もりで提示された下塗り塗料が本当に最適なのか?

事前にある程度把握する事が出来れば、職人に確かな知識があるか?判断することができます。

ここでは代表的な下塗り塗料の種類とその特徴、使用場面について簡単にご説明致します。

是非、今後のご参考にしてください。

下地への吸い込みを抑える「シーラー」

シーラーという名前の由来が「接着する」「覆い隠す」という意味のSealという英語から来ていますが、密着効果を高めるだけでなく、傷んだ下地に塗料が吸い込まれるのを防ぐ役割もあり、下塗りの大切さがよくわかる塗料です。

下地の傷みが激しい場合はシーラーを2回塗るなどの対策を取ることで、上塗り材を確実に密着させることができます。職人がその辺は現場にて判断を致します。

また、シーラーは大きく分けて「水性タイプ」「油性タイプ」に分類できます。

水性タイプのシーラーは「エマルション型シーラー」とも呼ばれ、最も普及している取扱いが簡単な種類といえます。

水性であるため臭いが少ないことが特徴で、比較的劣化が少ない場合に用いられます。

一方、傷みが激しい下地に使われることが多いのが溶剤タイプのシーラーで、臭いが強い代わりに吸い込み防止効果が高く、乾燥時間も水性に比べて短いのが特徴です。

溶剤は水性塗料と違って、取扱いが難しい塗料になります。

金属にも使用できる多目的下塗り材「プライマー」

先に説明した「シーラー」と「プライマー」の違いは明確に定義付けられていません。

そのため塗料メーカーによってはシーラーとプライマーを全く同じ意味で使っている場合もあり、シーラーと同様に密着効果を高め、下地への吸い込みを止めるために用いられます。

ただ、プライマーとして販売されている塗料の中には錆止め効果を持つもの(錆止めプライマー)もあり、金属下地にはプライマーを使用するというのが一般的です。

劣化が激しい下地に適した「フィラー」

先に説明した シーラーとプライマーはサラサラの液体であるのに対し、フィラーは真逆のドロドロとした材質の、粉分を含んだ塗料です。

ほとんどが水性塗料ですので水でかくはん機(マーゼル)でよく混ぜてから使用します。

フィラーは基本的には凹凸模様の外壁に用いられることが多く、凹凸の激しい下地を平滑にならしたり、外壁に発生したひび割れが浮き出てこないように覆ったりする役割を果たします。

シーラーやプライマーに比べて厚く塗る必要があるため、ローラーは通常の2~3倍厚く塗ることができる砂骨ローラーと呼ばれるものを使います。

私達はマスチック工法で使用する事が多いので、マスチックローラーと呼んでおります。

その他の下塗り塗料

上記で紹介した3つの他にも、下塗り塗料には様々な種類があります。

ここでは、代表的なものをいくつか紹介します。

微弾性フィラー

凹凸や段差のある面を滑らかにしたり、下地への塗料の吸い込みを抑えたりする効果を持ちます。

またゴムのように伸縮性がある材質が特徴で、塗膜やひび割れに追従して伸びる事が可能です。

ひび割れからの水の浸入を防ぐことが出来る為、小さなひび割れが発生しやすい吹付け仕上げの外壁には特によく用いられています。

バインダー

あまり傷んでおらず吸い込みの少ない外壁に用いられる下塗り材です。

一般的には新築工事で使用されるケースが多く、築10年以上が経過してからの外壁塗装で採用されるケースはほとんどありません。

※このページを読まれている方にはあまり関係の無い、塗料になります。

サーフェイサー

シーラーなどの下塗り材と上塗り材の間に塗装する塗料です。

シーラーを塗った後の下地の微調整や密着性向上といった効果があるため、傷んでいる下地にはシーラーと一緒に下塗り材として用いられることが御座います。

上記で説明した代表的な下塗り塗料の種類を、一覧表にまとめました。

是非、ご参考にしてください。

種 類使 用 場 面特 徴
シーラー傷んだ下地全般傷んだ下地に塗料が吸い込まれるのを防ぐ
プライマー傷んだ下地全般、金属下地傷んだ下地に塗料が吸い込まれるのを防ぎ、錆止め効果を持つものもある
フィラー劣化の激しい下地ひび割れなどの劣化で凹凸になった外壁を平らにする
微弾性フィラーモルタル外壁などシーラーとフィラー両方の性質を持つ、伸縮性がある
バインダー新築工事などあまり傷んでいない下地に使用
サーフェイサー下塗りと上塗りの間に塗るシーラーを塗った後の下地微調整や密着性の向上ができる

代表的な下塗り塗料をご紹介

最後に、有力メーカーが取り扱っている代表的な下塗り塗料をいくつかご紹介します。

業者に見積もりを依頼する際の参考にしてください。

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変性エポキシ樹脂下塗り塗料
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水性微弾性ポリマー樹脂
エスケー化研株式会社
アクリルシリコン系微弾性
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