光触媒 塗料とは?
光触媒 ってなに?
光触媒塗料とは
日常生活の中で触媒という言葉はあまり聞きなれない言葉と思います。
触媒とは簡単に言うと、化学反応を促進し物質変化を及ぼす仕組みの事を呼びます。
そのため光触媒とは、光を利用して化学反応を促進する仕組みを表しています。
よく光触媒の例として使われるのが、小学生の頃に習った植物の光合成の仕組みです。
植物は葉緑素に光を浴びることで、水と二酸化炭素を炭水化物と酸素へと変化させます。
植物が葉緑素にて化学変化を発生させるのと同様に、光触媒技術では酸化チタンという物質が化学変化を促進させます。
酸化チタンに光があたり酸素や水分と反応すると、有機有害物質を二酸化炭素と水に変化させ無害化することを光触媒と呼びます。
化学変化や酸化チタンなどと聞くと、体への害はないのかと不安に思われる方も居ると思います。
酸化チタンは食品や化粧品の着色料としても使用されている安全な物質ですので、人体への悪影響はありませんので安心して使用できる素材です。
光触媒 塗料を販売しているメーカー
現在、光触媒塗料を製造販売している主なメーカーは以下の通りです。
メーカー名 | 主な塗料 |
日本特殊塗料 | 『エヌティオ』シリーズ |
ピアレックス | 『ピュアコート』シリーズ |
ニュートラル | 『NU-COAT』シリーズ |
SICコーティングス | 『アートファイン』シリーズ |
OPTIMUS | 『外装用オプティマスホワイトペイント』 |
光触媒 塗料の価格相場
光触媒塗料の㎡あたりの施工単価相場は平均3,800円~5,000円です。
これを踏まえて、外壁全体を光触媒塗料で塗装したときの坪数別の相場価格を見てみましょう。
なお、価格は足場代などの諸費用を含みます。
坪数/塗料 | 光触媒 |
~10坪(約33㎡) | |
11~20坪(約36~66㎡) | 47万~86万 |
21~30坪(約69~99㎡) | 90~130万 |
31~40坪(約102~132㎡) | 133~170万 |
41~50坪(約135~165㎡) | 176~215万 |
51~60坪(約168~198㎡ | 220~260万 |
※上記の価格相場はあくまで目安で参考価格帯になります。
どのメーカーの光触媒塗料を選ぶべきか
もしも光触媒塗料のメーカー選びで悩んだ時は、塗装業者に光触媒塗料で過去に使用したメーカーを教えてもらいましょう。
●3大メーカーは光触媒塗料を販売していない
大手塗装メーカーには、
- 日本ペイント
- 関西ペイント
- エスケー化研
という信頼性の高い3大メーカーがあります。
しかし、現在この3つの大手メーカーはいずれも光触媒塗料を販売していません。
いまや外壁塗装の定番となっているシリコン系塗料やフッ素系塗料はどの大手メーカーも開発に力を入れているにも関わらず、外壁塗装用の光触媒塗料だけが未だ販売されていない点は見過ごすわけにはいきません。
さらに、光触媒塗料のイメージを作り上げたと言っても過言ではないTOTOオキツモコーティングスの『ハイドロテクトシリーズ』も、現在は販売を終了しています。
販売を終了したからといって悪い製品ということにはなりません。
しかし、外壁塗装は工事後のアフターケアが何よりも重要であり、塗装が耐用年数を迎えれば新しく塗り替える必要があります。
そのため、もし使用した塗料の販売が終了してしまった場合は、アフターフォローの内容や次の塗替え方法について施工店に確認しなければなりません。