マンション大規模改修工事にて外壁の剥離を確認
2021.11.18
いつもお世話になっております。翔栄の高山です。

現在、マンション大規模修繕工事を行っておりますが、外壁タイルに異常が御座いました。

5~6階ぐらいの外壁タイルで、経年劣化とは言えない規模のタイル剥離を確認しました。

普段は打診棒で叩きながら中の空洞を探し、そこへエポキシ樹脂を注入しますが、

今回発見した箇所は、打診棒で叩くとそのまま下へ落下するぐらい浮いていました。

考えられる要因としては、「下地コンクリートへの下地処理不足」「下地調整モルタルの硬化不良」

「モルタルの塗り厚不足によるモルタル層内の接着強度不足」と予測されます。

経年劣化だとこの箇所だけの剥離では無く、他の箇所の剥離もあるはずです。

そうなってくると施工時の施工不良が原因として考えられます。

低い階層でのタイル剥離だと雨漏りなどの危険性だけでまだ急を要しませんが、

高層階の剥離ですと落下時の危険性が高くなり、歩行者の安全確保に努めないとなりません。

下から見てるだけではタイルの浮きもわかりずらいですが、仮設足場だと近くで目視が出来、

未然に事故を防ぐ事ができます。

今回の問題の箇所は、コーキング目地が絡んでいるので両方の補修工事が必要です。

外観維持の為、既存のタイルを活かした補修工事で対応致しました。

マンション規模の仮設足場となるとかなりの費用がかかってしまいますので、

しっかりと外壁の補修、塗装工事を行い、より長く維持出来るよう努めたいです。

2021.11.18 09:25 | 固定リンク | 外壁工事

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